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「僕らがシモキタに移って、ブック・カフェも開こうと思ったわけ」山崎二郎(バァフアウト!編集長&ブラウンズブックス&カフェ店主) 

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 2月にシモキタに弊社ブラウンズブックスが引っ越しし、7月2日にオフィスのガラス越しにブラウンズブックス&カフェがオープン。なぜ、シモキタなのか?を語らせて下さい。
 
 これまで渋谷、表参道と、言わば、東京のメイン・タウンに編集部を置いていたんですが、ゆったりとして、自由な空気感を持った、シモキタというセカンド・タウンから発信したいとずっと思ってたんですね。

 アメリカなら、ニューヨークに対するサンフランシスコ、シアトルと言った感じ。ただ流行を追うんじゃなくて、自分たちのペースで、自分たちのスタイルでやりたいと言うか。それと、ニューヨーク、ロンドン、パリ、大阪と比べて、東京ってすごく大きい。でも、東京の中でもローカル感を打ち出してみたいなって思って。

 東京という大きな枠組みから「最先端の情報です」って上から目線で、地方に発信するんじゃなくて、東京の中でもシモキタと言うローカルから地域密着な、「街場」のスピリットを持って、発信する方が今の時代、すごく大切だと思うんです。気持ち的には、東京以外の街と同じ目線と言うか。

 また、飲食のオープン・キッチンならぬ、オープン編集部があったら面白いんじゃないか?と。雑誌がいろんな人が集まる「場」だとしたら、実際のオフィスもオープン・スペースなのが理想かと思いまして。それとどっちみちオフィスなんだから、カフェやっても家賃がかからないし。サンフランシスコ、シアトルとか小さな出版社が本屋もやって、そこでワークショップとか朗読会とかやってる感じってすごくいいなぁというのがありまして。

 で、コーヒーやワインが飲める的な。ずっとイヴェントをやってきたんですけど、ある程度のキャパだと「オーガナイザー」になって「お仕事」になってしまって。そうじゃなくて、狭いスペースでノリ的にやっちゃう感じがしたくって。それに、今の時代なら『U-STREAM』とかで配信出来るから、スペースが狭くても参加度が高くなってますしで。

 最近、ブック・カフェという形態が徐々に増えてますが、個人的にも行きたい形態です。しかも、このブラウンズブックス&カフェのほんの近くにも3軒あるんですよね。それぞれチョイスしている本のジャンルが個性的で。〈DORAMA〉を始め、古本屋も知ってるだけでシモキタには4軒あるし。それも個性的な品揃えで。

 たくさん、マスに訴求する品揃えは通常の書店があるわけだから、古本屋やブック・カフェは、その店主のチョイスに特化すればするほど面白いって思うんです。で、神保町じゃないですけど、そういう店が集まっていたら回遊性が生まれて、「本探しにシモキタに行こう」ってなったらいいなって。それらのお店の末端に加えさせていただければっていう感じっすよね。本を読むだけじゃなくて、買えるし、本以外のものも徐々に扱えたらっていうイメージです。

2011.07.16 update.

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